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2021/03/25
食料品 と 住宅 の共通点... 、それは以外なことでした…
食料品とは普段私達が食事でとる野菜や果物、お肉、豆類、などなど多岐にわたりますが、これらを購入するにあたり例えば低農薬、無農薬、はたまた体にいいものということを検討しながら購入される方も多いのではないかと思います。
また、子供さんが小さいうちは余計気になったりするものです。
さて、住宅はどうでしょう??
口に入れるものではないのでどれを選んでも一緒と思っていませんか??
実はそうでもないのです。
20年ほど前に24時間換気が法令化され、また建材に使われる化学物質の量が規定されました。
これはシックハウス症候群による健康被害の教訓から、主にホルムアルデヒドを含む化学物質を室内から減少させるために策定されたものです。
24時間換気に関しては住宅の気密が年々増すことによる化学物質の室内での充満も懸念してのことかと思います。
さて、化学物質の量ですがそれまでは規制がなく際限なく使用されていましたが、健康被害からF☆☆☆☆(フォースター)というものが策定されこのフォースターに関しては化学物質の量が少ないということで室内で使う場合に使用面積に制限なく使用できるようになりました。
ちなみに当時はF☆☆☆なんていう建材も実際ありました。
これはもちろん使用面積が制限されるものですが、当時はまだ流通してました。
今は見かけなくなりましたが・・・。
そして、間違わないでいただきたいのはフォースターでも化学物質の量が少ないということであって、化学物質が使われていないということではないということです。
先程も申し上げたように年々住宅の気密化が進むにつれて、一つ一つの建材に使われる化学物質が少量であってもそれがまとまったときには室内には化学物質が充満しているということが起こりえるということです。
(気密化によってその度合いが年々増しているように思えます。)
例えば、床板、巾木、廻り縁、窓枠、建具枠、建具、キッチン、などなど建材と呼ばれるものが家の中には数知れず存在しその建材から化学物質が揮発しています。
そしてこの揮発した化学物質を私たちは空気を通して体の中に毎日取り入れています。
想像してみてください、室内に化学物質が充満しその中で日々暮らし、毎日空気を吸っているということを。
このように考えると、まさしく住宅も食料品と同じ口の中に入るものと言えるのです。
そして、この環境での健康被害も年々増えており、弊社へのリフォームの相談も増えています。
また、花粉症と同じでなる人、ならない人、がはっきりせず、いつ症状が現れるかもわからないのです。
しかし一つ言えることは、自分が住む室内空間の化学物質の量を抑えるということは自分が選択をすれば変えられるということです。
化学物質の量が減るということはリスクも下がるということです。
例えば自然素材を使ったリフォームをする(実際年々相談件数が増えています。)、また新築であれば無垢の木を使った家づくりを選択することで、化学物質の量はものすごく減らすことが可能です。
(ちなみに、木からも揮発性物質が発散していますが、弊社で使用する「自社天然乾燥木材」は人工乾燥木材よりも揮発性が格段に少ないです。この理由はまた次回にでも。)
是非これから新築を検討される方においては、断熱性能やデザインだけでなく一般的な建材と無垢の木の違いを念頭に置きながら、また上記のようなことも踏まえながら家づくりを進めていかれることをお勧めいたします。
弊社では自社で天然乾燥させた木材をふんだんに使用した健康的な住宅を長年提案してきました。
仙台で健康的な無垢の木の家をご検討の方はどうぞ弊社までご相談ください。
(自社で天然乾燥させた木材を使用しているのは宮城では弊社だけです。)
ご相談はこちらまで。