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2021/12/07
筋交い金物を変えるだけでより粘り強くなります
弊社では耐力壁は筋交いを採用しております。
特に化学物質過敏症の方は面材だとダメなものもありますし、そういう意味では筋交いが間違いないかなと思います。
時々、筋交いは弱くて、面材が強いという人がいますが、構造設計事務所に勤めていた者からすると完全に間違いですので気をつけましょう。
倍率は法令上決まっていますので、いかにバランスよく適切に配置するか、また在来軸組の場合は耐力壁の倍率の前にいかに軸組をしっかり組むかと言うのが非常に大事です。
梁や柱が細くても数値上の耐力を高くすることは可能ですので注意が必要です。
最近弊社で採用している筋交い金物はブレスターZというスリットが入った金物を採用しています。
この金物の優れているところは、今までの筋交い金物では引っ張り力が発生した場合、場合によっては筋交いを止めるビスのところで割裂破壊を起こす危険性があったのですが、ブレスターZではスリットが伸びることで割裂破壊を防止できる点です。
単体の実験では、神戸の地震を6回加震しても筋交いの割裂破壊は起きていません。
この点からも筋交いを粘り強くできる金物であることが分かります。
金物は家が建ってしまえば見えなくなりますが、常に木造にとってまた東建設の建物にとってなにが必要かを考えながら取り組んでいます。
仙台で注文住宅を検討するなら東建設までご相談ください。