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2021/12/13
ダクトレス熱交換器 せせらぎ
仙台の工務店東建設のブログです。
今回は換気のお話。
現在建築中の建物に弊社では初めてとなるダクトレス熱交換器の採用が決まりました。
一般的に熱交換器と言うと第一種換気と併用のダクト式のものがほとんどだと思いますが、ダクト式のものにはいろいろと課題がありおススメはしておりません。
1.初期投資が高い
ダクト式のものは比較的高くなる傾向があります
2.将来の交換費用も高い
新築の時は建築費用に含まれるので気にならないかもしれませんが、将来交換するときに機械によっては天井の改修が必要な場合もあります。
3.運転コストが高い
一カ所集中のダクト式はどうしても運転コストが高くなりがちです。
3.ダクト内の汚れが掃除できない
ダクト式の場合各部屋から天井の裏にダクトを数十m配管しますがこの中のよごれを掃除するのは現実的に不可能です。
これに対して、ダクトレスの熱交換器は初期投資が安く、将来の交換費用ももちろん安くすみます。
そして、メンテナンスが容易。
お施主さまにて年一回、もしくは2回程度水洗いをするだけ。
(フィルターの交換も年1回程度必要です)
構造がいたって簡単です。
壁に設ける給気の代わりにこのせせらぎをつけるだけ。
パイプの中に写真のファンと蓄熱のエレメントが一体になったものを取り付けたら、後はファンが70秒ごとに給気排気を繰り返します。
(基本は各部屋に取り付けます。)
排気の時に熱をエレメントに貯め、給気の時はその熱を加えた奇麗な空気を室内に入れます。
なので、換気回数0.5回/h以上でも家の中の空気が冷えすぎたり、熱くなりすぎたりしません。
音も静かで回っているのかも分からないくらいです。
私も今回初めてつけるのですが、お施主様の喜ぶ顔が楽しみです。
仙台で注文住宅、木の家を検討中の方は東建設までご相談ください。