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2018/06/23
納まり比較
左:既製品の廻り縁と巾木を使った他店の一般的な仕様 右:弊社で採用している無垢材を使った基本の仕様
正面から見ると色が違うかなというくらいかもしれませんが裏を見ると全然違います。
まず廻り縁と巾木の厚み、そして丸の部分の納めが全然違うのがすぐ分かるかと思います。
左はボードを貼ることを優先している為、貼るときに邪魔になりそうな床や天井よりも短くボードを切り、その開いた部分を隠す目的も含めて廻り縁や巾木を設置してるんですね。
それに対して、左のほうは廻り縁や巾木に溝をつけそこに石膏ボードを入れているのが分かるかと思います。
こうすることによって気密を上げる目的のほかに、仕上げの美しさにも貢献しています。
どういう事かというと、左のように石膏ボードにのみ廻り縁などを取り付けるとボードが反ったときに一緒に廻り縁も簡単に反ってしまうんです。
それに対して右のように厚みのある材料を使うことで巾木や廻り縁がまっすぐ取り付けられる為、経年変化に対しても非常に強くいつまでも綺麗な状態を保つことが出来ます。
ちなみに、石膏ボードは湿気を含んだだけで簡単に反ります。
*横胴縁は基本@455です。サンプル模型の為ピッチを短くしてあります。
*間柱のピッチは両方とも基本は同じです。
上が既製品の裏面、下が弊社の裏面です。
横胴縁を設置することで、ボードの反り止め、雑壁の耐力向上が期待できます。
目に見えないところも大事に施工しております。