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2024/03/16

化学物質過敏症は実は身近な問題なんです

仙台の工務店 東建設 のブログです。

先日ニュースで「化学物質で健康被害 退職余儀なくされた男性の「労災」認める判決 東京地裁」というニュースがありました。

工場勤務によって化学物質過敏症になった例ですが、住宅でも今同じようなことが起きています。

私たちが最初にこの病気のお施主様のリフォームをしたのが約20年前。

近年また相談件数が増えています。

一生涯のうち大半を過ごす自宅の中に蔓延している化学物質で発症する例、外壁の改修によって発症する例も見受けられます。

一度発症してしまうと完治が難しい病気なので、そうならないように気を付けることが大事です。

この病気は診断までに時間がかかります。

今でこそ、ネットの普及や診断できるお医者様がいますがそれでも認知度の低さによって診断までに時間がかかり、その間に症状が悪化することが懸念されます。

一度発症してしまうと、住宅の新築・リフォームも気をつけなればいけません。

出来るだけ広葉樹を使用すること。

(針葉樹はNGなことが多いですが、弊社の灰汁抜きをした杉材の天然乾燥材は比較的OKを頂けます。)

建材は基本NGです。

無垢材で薬剤処理されていない天然乾燥材を使用するのが一番ですが、流通材としては存在しません。

面積の多いものに関してはお施主様の確認が必要です。

近年は新築での発症例もありますので気を付けてください。

最近の家は床、巾木、廻り縁、ドア、枠、等ありとあらゆるものが化学物質で出来ています。

部屋の中の壁、天井などがクロスではなく塗装の場合もあり、室内には多くの化学物質が充満していることが想像できます。

24時間換気が義務ですが、それでも近年気密施工がされていることもあり、うまく換気が出来ていないということも考えられます。

また、フォースター対応の換気義務のない化学物質が部屋の中に充満しそれが発症の原因ということも考えられます。

このことから新築の際には十分に気を付けてください。

新築の際に無垢の木を使い、なるべく建材の使用量を抑えた家をお勧めいたします。

弊社では、灰汁抜きをした杉材や松材を天然乾燥させて家づくりをしていますので、安心して住むことが出来ます。

永く住む家ですので、熟慮の上検討されることお勧めいたします。

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