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2020/03/30
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを使った、次亜塩素酸の消毒液の作り方
最近、消毒液の作り方のブログの訪問者が多いので簡単に簡潔にまとめたものを再掲載します。
タイトルにある通り、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムというものを水に溶かすと、次亜塩素酸が生成され簡単に次亜塩素酸水を作ることが可能です。
この次亜塩素酸水はコロナウイルスにも有効であるとされています。
IPS細胞でノーベル医学生理学賞を受賞した山中教授が個人で始めたコロナウィルスに関する情報発信のページにも、ジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを使って消毒をした後にはウィルスは検出されなかったという論文を紹介しておられました。
https://www.covid19-yamanaka.com/cont4/14.html
このジクロロイソシアヌル酸Naの良いところは、普段プールの除菌剤として使われており入手が容易、中性で一般的な次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性)よりも安全、粉の状態で約2年間保管可能、濃度にもよりますが匂いがあまりしない、水に溶かすだけで次亜塩素酸水が家庭で大量に作れる。
下記に濃度の目安を書いておきますので参考になさってください。
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム0.5g を 水道水0.3L で薄めると 約1000ppm
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム0.5g を 水道水1.5L で薄めると 約200ppm
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム0.5g を 水道水2L で薄めると 約150ppm
ジクロロイソシアヌル酸ナトリウム0.5g を 水道水6L で薄めると 約50ppm
の次亜塩素酸水ができます。(目安ですので各自濃度を調整してください。)
弊社では、2Lのペットボトルで0.5gのジクロロイソシアヌル酸ナトリウムを水に溶かして、スプレーボトルに移し替えて消毒液として使用しています。
http://koukin.com/shopdetail/000000000391/all_items/page1/order/
http://koukin.com/html/page4.html
追記:
ブログに書いてある次亜塩素酸水はジクロロイソシアヌル酸ナトリウム 有効残留塩素60%を水に溶かした場合の濃度です。
他の次亜塩素酸ナトリウム、次亜塩素酸カルシウム、その他市販品の塩素系漂白剤の有効残留塩素は違いますので各自調べてから調整をしてください。
参考:
弊社ではジクロロイソシアヌル酸ナトリウムで作った次亜塩素酸水75ppmで手の消毒ができるようにしました。
しかし、薬機法上で認めらえている手指の消毒の方法ではありません。
各自自己判断でお願いをいたします。
間違っている部分などご指摘がありましたらご連絡を頂ければと思います。
訂正させていただきます。
2021年1月22日追記
遅くなりましたが、令和2年6月26日付でNITE(独立行政法人 製品評価技術基盤機構)のホームページでジクロロイソシアヌル酸ナトリウムで作った次亜塩素酸水がコロナウィルスに有効であると正式に発表があったようです。
NITEが行う新型コロナウイルスに対する消毒方法の有効性評価に関する情報公開(最終報告書及びその概要の英語版を公開しました(10月30日)) | ナイト | 製品評価技術基盤機構
但し、濃度が100ppm以上ということなのでその点注意が必要です。