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2018/04/23
建具
建具屋さんに障子を張り替えてもらいました。
カンナで建具調整をして終了です。
この何気ないことですが、建具屋さんも無垢をあつかえる人が減ってきてまして、今後難しくなるのではと危惧されています。
大工さんも出来なくはないですが、今の大工さんはカンナを持っていないのと、カンナ自体も大工さんとはちょっと違うんです。
ちなみに、既製品の建具は建具屋さんも大工さんも金具の調整範囲を超えると手の施しようがありません。
なぜなら、表面にビニールを張ってあるので基本、削る、切る をすると中身が見えてしまうので出来ないんです。
ビスの効きもいまいちなので、丁番の交換も難しいです。
その点、建具屋さんが作った建具は何十年経っても何かと融通が利きます。
壁についている枠も無垢であれば融通が利くんです。
実際、建具に関する相談は多いです。
調整してほしい、ビスが取れたなど等
先ほども述べたように、金物の調整範囲を超えた場合は難しいのです。
壁下地がしっかりしていれば狂いなども少ないのでいいかと思いますが、無垢の家にはやはり建具屋さんが作った建具が一番だと思います。
もちろん我が社では枠は大工が一から無垢材を加工して取り付けますし、建具は全て建具屋さんの製作です。