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2023/08/22
東建設の家
仙台の工務店 東建設 のブログです。
さて、東建設が建てる家は何が他と違うのか、何を重視しているのか、そして建てる時、計画するときの注意点などを少しだけ。
東建設の建物は構造体は基本、自社の天然乾燥材です。
(価格に応じてプレカットも検討中です。伏せ図や筋交いなどは経験が必要でプレカットだからどこでも同じという訳ではありません。)
何故ここにこだわるのか、それは木にとって一番いい状態だからです。
木組みをするときはこの天然乾燥材であるということが木が持つポテンシャルを最大限生かせるからです。
そして、職人の技術を絶やさないということも大事です。
自分で木に触れ、墨付け、加工をすることで、新築はもちろん、リフォームにも応用ができるようになります。
今の若い大工?(大工とは呼びたくはないけれど・・・)は実はリフォームはできない人がほとんどです。
自分で、墨付け、加工の経験がないので判断が出来ない。
もうすでに多くの現場から悲鳴の声が聞こえてきています。
そして大事なのは30年後、50年後を見据えているかというのも大事です。
断熱だけでなく、間取りや、設備関係。
機械ものに頼ると、10年後20年後の交換のタイミングで大変なことになります。
メーカーなどはさもいいことを言いますが、機械ものはいつ壊れてもおかしくありません。
その壊れたときのメンテナンスや交換費用をある程度想定しておくことも大事です。
新築と同時に高い設備機器などを入れると、メンテンナンスや交換費用も高額になるケースがあるので注意が必要です。
また、仕様に関しては、弊社では屋根はガルバや瓦、壁はサイディングや塗り壁、室内はクロスや塗り壁が主な仕様になります。
屋根は最低限ガルバにしたほうがいいでしょう。
いまでもスレートの屋根材を葺いているものを見かけますが、お勧めはしません。
スレート材は約10年ほどで苔が生えることがあったり、時間とともに基材がもろくなり、将来屋根に上がったときに割れたりすることがあります。
せっかく修理や塗装で屋根に上がったのに屋根材が割れてしまっては工事が出来ません。
また、墨棟の納まりが悪い場合には下地が腐ってしまうこともあり注意が必要です。
ガルバリウム鋼板は最近主流な屋根材でさびにも強く、年々塗装も良くなってきてますのでおススメです。
そして、瓦ですがこれは一番のおススメではあります。
HMの独自仕様の瓦はやめましょう。
将来、規格がなくなり交換が出来なくなります。
瓦メーカーで販売しているものから選んだほうが無難です。
出来れば素焼きに釉薬よりは焼きの強い和瓦がおすすです。
(塗装の必要もなく半永久的に持ちます。
雨仕舞も個人的には和瓦のほうがいいように思います。)
洋瓦や少し平らな瓦も最近はメーカーから出ていますが、これらを選ぶときは妻側の納まりを気をつけましょう。
和瓦よりも雨仕舞がすこし弱いように思うので、場合によっては瓦の裏での処理が必要な場合があるかと思います。
その点、現場監督や瓦屋さんに相談するといいと思います。
弊社では瓦屋さんと密に相談をしながら対応しております。
壁はサイディングが主ですが、塗り壁、板張りもおススメです。
サイディングは縦張、横張とあって主流は横張ですが、雨が切れにくく残ってしまうので苔が生えやすくなってしまうのが気になるところです。
縦張は雨の切れが比較的いいです。
塗り壁はサイディングに塗るタイプのものもあるので工期短縮や、ひび割れ防止を考えるとおススメです。
もちろん下地モルタルに塗る場合もありますが、乾燥を考えると工期が長くなります。
また、防火の問題をクリアできるのであれば板張りもおススメです。
実は一番いいのが板張りだったりします。
何故かというと、塗装をせずに50年~100年くらいは普通に持つからです。
50年~100年間塗装がいらないというのはものすごくメリットなると思います。
但し、板張りの場合は板の後ろに雨が入る場合がありますので、板の後ろの透湿防水シートは抜かりなくしっかりと雨仕舞する必要があります。(強風雨や台風などに対して)
また軒はできるだけ出したほうがいいです。
外壁の持ちが全然違いますし、軒なしの場合は雨の日に窓が開けられないので注意が必要です。
まだまだいろいろありますが今日のところはこんな感じで終わりにします。
仙台で新築、リフォームなら東建設までご相談ください。